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A.C.O. ジャーナル

アイスブレイクやってみた

No. 2 「1分間で背の順に並ぶ」

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こんにちは!UXデザイナーの大橋です。A.C.O.では、デザインスプリントなどで日頃からクライアントとワークショップを行っています。UXデザイナーはワークショップを行う際にファシリテーターになる事も多く、ファシリテートの技術も磨いていく必要があります。

この「アイスブレイクやってみた」シリーズでは、A.C.O.のUXデザイナーが実際にクライアントや社内メンバーと共に行ったアイスブレイクを振り返り、そのアイスブレイクで得られた効果や気をつけるべき点についてご紹介します。

アイスブレイクとは

ワークショップを遂行する上で妨げになる壁(=アイス)を打破(=ブレイク)するための手法で、よくワークショップのはじめに行われます。

妨げになる壁はワークショップの内容や参加する人によって異なります。コミュニケーションのぎこちなさの場合もあれば、頭のかたさや思い込みの場合もあります。その壁をブレイクすることで議論を活性化させ、多角的な視点からより多くの意見やアイデアが出ることを促すことがアイスブレイクを行う目的です。

そのためファシリテーターは、ワークショップのゴールを見据えて何が壁になるのかを見極め、どうすれば打破できるか計画を立てる必要があります。

アイスブレイクの種類はたくさんあるのですが、今回は「1分間で背の順に並ぶ」を実際のプログラムの中での課題を例に紹介します。

「1分間で背の順に並ぶ」のやり方

やり方は簡単。文字通り、1分間で背の順に並ぶだけです。

アイスブレイクの具体的な流れ

  • 参加者は決められた地点まで歩いて移動する
  • 移動できたら背の高い順に並ぶ
  • 1分計測後、ファシリテーターが背の順に並べているかチェックを行う

なぜこのアイスブレイクを選んだのか

今回のアイスブレイクは、どんなワークショップのために行われたのでしょうか。概要を見てみましょう。

ワークショップ概要

【参加者】 クライアント 5名 / A.C.O. 5名

【男女比】 男性:女性 = 5:5

【プログラム】

ゴール : ある課題から、なるべく多くアイデアを出す

・ 3〜4名のチームに分かれる

・ アイデアを出す時間を5分間とし、その後お互いのアイデアをシェアする。これを3回繰り返す

【開始・終了時間】 9:00am~5:00pm

【アイスブレイクに費やせる時間】 5分

どんなアイスを、どうブレイクしたのか

さて、皆さんはこのワークショップにどんなアイスがあると思いますか? 私は3つのアイスを見つけました。

アイス① クライアントとの距離感の遠さ

クライアントの存在に注目しました。よく知っている社内メンバー同士ではなく、慣れていないクライアントと自由にアイデアを出し合うのはお互いに緊張しますよね。

ブレイク方法:

物理的に近い距離で話すことで今まで抱いている印象などを変えるよう心がけました。また、仕事以外の話をすることも緊張をほぐれるきっかけになります。

アイス② 早朝開始による眠気

朝出社してすぐワークショップに取り組むのはなかなか頭が回転しません。

ブレイク方法:

考える作業ではなく、体を使う作業で頭がスッキリすると考えました。また制限時間を短くすると、一気に集中するので、眠い頭から切り替えることができます。

アイス③ 人数が多く統率が取りづらい

今回はチームに別れてアイデアを出すプログラムですが、皆でゴールに向かうには全員の気持ちが一つになる練習が必要です。

ブレイク方法:

「1分間で背の順に並ぶ」というプログラムでも、参加者全員で一つの目標に対する成功体験をさせることで、全員のやる気が上がり、「次も皆で頑張ろう」という気持ちになれます。

やってみた結果

得られた効果

今までデスク越しに会話をしていたクライアントと前ならえをする距離で話したことで、お互いの緊張感がほぐれました。それにより今まであまり発言をしなかった人がアイデアを発散する際に発言するようになりました。

結果としてクライアント、社内メンバーに関わらず質の良いアイデアが多く出るようになりました。

実際やってわかった!気をつけるべき点

今回は、メンバー同士で自分の身長を言い合うことで簡単に背の順に並べました。しかしこれでは二者間におけるコミュニケーションの活性にしかなりません。「身長の確認はなし」とルールに付け加えることで、2人が背中合わせで立ち、他の人に見てもらうという三者以上のコミュニケーションの活性化ができたかもしれないと感じました。

また今回は10名で実施しましたが、1分間で背の順に楽しく並べるギリギリの人数に感じました。人数が10名未満の場合は、「背の順に並ぶ」という面白さが半減してしまうかもしれないので、別のアイデアが良いと思います。

おわりに

以上、「1分間で背の順に並ぶ」アイスブレイクの結果報告でした。ワークショップで行うアイスブレイクを何にしようか悩んでいるあなたのお役に立てたら幸いです。それでは、また次回の報告をお楽しみに!

by Megumi Ohashi

多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻卒業。採用コンサルティング会社・システム制作会社勤務を経て現在に至る。UXデザイン、情報設計担当。UX/IA部所属。一児の母。

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