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A.C.O. ジャーナル

書体と言葉のカンケイ

言葉の裏にあるイメージについて

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言葉から受ける印象は人それぞれ

学問的・デザイナー向けタイポグラフィの話ではなく、言葉のコミュニケーションをあそぶ「書体と言葉のカンケイ」シリーズです。前回の「狐と犬」の話に続き、2回目となる今回は「名言」をピックアップ。

さっそくですが、まずは標準のフォントで

If you can dream it, you can do it.
「もし夢見ることができれば、実現できるのだ。」

どんな印象を受けましたか?
(有名な言葉なので誰の名言かご存知の方は、どうぞご自身のイメージのままで。)

次はどうでしょうか?

Franklin Gothic Std

強い意志や、士気をあげ鼓舞するような熱がつたわるメッセージと感じるかもしれません。

あるいは、

Bickhamscript

夢があり、なにか始まりそうなワクワクさせる、魔法がかかるような言葉にも感じられます。

文字で書かれた言葉は、どんな書体で書かれているかで、がらりとその姿を変えます。デザイン作業の中で、この瞬間が相変わらずエキサイティングだと私は感じるのです。

人物の言葉と書体のカンケイ

ちなみにこの言葉を残したのはウォルト・ディズニーです。ディズニーランドの印象からすると、2つめのフォントの方がしっくりくるかもしれません。誰の言葉かが分かるとずいぶんイメージは絞られます。

ですが、彼は少なくとも実業家であり、エンターテイナーであり、娘を持った父であります。
どんな立場のときに、どんなシチュエーションで言った言葉なのか…等々を考えると、どんな書体が正しいのか答えがありません。

誰がどんな想いで語った言葉なのか、人によって捉えかたが変わるので、一人歩きしがちな「名言」に決まったイメージを与えることはとても難しいことです。

フォントには、言葉に少なからずの意味とイメージを与える力があります。
ですが、必要以上の情報や誤った印象を与えてしまうことだってあります。
だからこそ、取扱いは大事に大事に。

お悩みや課題など、
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by Naoko Okiyama

桑沢デザイン研究所卒業。デザイン事務所を経て、現在に至る。アートディレクション、フォトディレクション担当。デザイン部マネージャー。

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