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子育て中のUXデザイナー2人の働き方は、リモートワークとフレックス制度でどう変わった?

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こんにちは、UXIA部の曽です。昨年の今頃は育休を取得していましたが、あっという間に一年が経ちました。一年前は首も座っていなかった下の子が、今では元気に家中を歩き回っています。

さて、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、昨年春頃からリモートワークを主体とする働き方に切り替えたり、リモートワークの適用条件を拡大した企業も多いかと思います。

A.C.O.では、もともと部分的にリモートワークが可能※1でしたが、昨年4月からは週に一度も出社しない完全リモートワークが可能になりました。さらに、6月以降はコアタイムのない完全フレックス制※2が導入され、いつ・どこで就労するかをスタッフ自身で柔軟に決められるようになりました。

  • ※1 コロナ禍以前は「金曜日はリモートワーク推奨」「金曜日以外も、必要な際は事前申請すれば可」というルールだった。
  • ※2 出退勤する時刻は自由(早朝・深夜を除く)。一日あたりの就労時間も自由(月間の合計就労時間が満たされればOK)。また、一日の間に複数回の出退勤も可能。なお、これ以前はコアタイム(10:00-16:00)があった。

他のスタッフも当然そうだと思いますが、家に未就学児がいる私にとっては、仕事と家庭の両立がかなり容易になりました。

今回は、同じく小さい子供がいるUXデザイナーの大橋と対談しながら、リモートワークとフレックス制度によって、子育て中のスタッフの働き方がどう変わったのかについてご紹介していきます。

それぞれのワークスタイル

 さて大橋さん、二人で会議をするたびに子育てと仕事の両立の話に脱線しがちなわれわれですが、今日はそれがメインテーマです。思う存分に話しましょう。よろしくお願いします。

大橋 お願いします(笑)。

Writer

Hiroaki So

Hiroaki So

UXIA部所属。Web情報アーキテクト、UIアーキテクト。主に多言語Webサイトの構造設計、管理画面のUI設計を担当。子供は5歳と1歳。妻は大企業の営業職(現在育休中)。

 まずは僕の普段の働き方をお話しします。朝はだいたい4時くらいに起床し、本を読んだり軽く身体を動かしたりした後、5時から7時まで仕事をします。出退勤の打刻は、オンラインの勤怠管理システムを使っています。

7時になったら妻や子供を起こし、朝食を作って一緒に食べたり、掃除などの家事をしたりしたあと、上の子を保育園に連れて行って、自宅に戻って来るのが9時頃。ここで再度出勤の打刻して、仕事を再開します。

A.C.Oのフレックス制度は、一日に出退勤を複数回できるので、こういう働き方が可能です。

曽の一日のスケジュール

曽の一日のスケジュール

その後17時頃まで仕事をしたら、退勤の打刻をして、この日の勤務は終了です。

今は妻が育休中なので、上の子は妻に迎えに行ってもらって、この時点ではすでに家族全員が家にいる状態になっています。この後は18時までに全員がお風呂を済ませ、19時頃には夕食を終え、21時に全員で就寝する、というのが基本的な生活リズムです。

大橋 めっちゃ健康的というか、極端な朝型ですよね。曽さんはオフィスにもほとんど行っていませんよね。

 もちろん必要があれば行きますが、基本的にはまったく出社しないことを前提にしたスケジュールにしています。昨年の4月末にオフィスが五反田から恵比寿に移転しましたが、その直前に完全リモートワーク可になったので、実は新オフィスにはまだ両手で数えられるくらいしか出社していません(笑)。

Guest

Hiroaki So

Megumi Ohashi

UXIA部所属。UXデザイナー、Web情報アーキテクト。主にユーザーインタビューやリサーチ、Webサイトの構造設計を担当。子供は3歳。夫はフリーランスのコンサルタント。

 大橋さんの一日のスケジュールはどんな感じですか?

大橋 私の場合、関わっているプロジェクトやタイミングによってかなり変わるので、曽さんみたいに決まったスケジュールで動いているわけではないんですよね。

リモートの日は、だいたい6時くらいに起きて、8時に子供を保育園に送ったあと、9時から自分の朝食をゆっくりとり、10時から作業、16時半に一旦作業を切り上げてお迎え・夕食・お風呂、寝かしつけ、その後また作業、という感じです。

大橋の一日のスケジュール(リモートの日)

大橋の一日のスケジュール(リモートの日)

オフィスに出社する場合は、5時に起床してお弁当を作り、自分の支度もしつつ子供の支度も済ませて、7時半に家を出ます。子供を保育園に送ったあと、電車に乗ってオフィスに向かい、9時半に到着して仕事開始です。15時半まで仕事をしたら、一旦切り上げてにオフィスを出て、途中スーパーに寄ったりしつつ子供のお迎えに行くのが17時半。夕飯・お風呂済ませて20時から会議や残タスク処理、22時に子供を寝かしつけ、その後残りの家事をこなして1時に倒れるように寝ます。

大橋の一日のスケジュール(出社する日)

大橋の一日のスケジュール(出社する日)

 5時に起きて、寝るのが1時ですか…!? やはり出社する日はリモートの日と比べて相当大変ですね。

最初は「一人だけ時差勤務」だった

大橋 曽さんはもともと今みたいな朝型だったんですか?

 9時ころに家族全員で寝る生活リズムになったのは、A.C.O.に入る1年くらい前からですね。それ以前は大橋さんと同じく「子供を先に寝かしつけしてから、大人の時間」というよくあるリズムだったんですが、寝かしつけで自分も寝落ちしてしまったり、何とか起きることができても眠くて何も捗らなかったり、あるいは子供がなかなか寝てくれなくて、当初の予定が完全に崩れてしまったりするじゃないですか。

大橋 分かります。「寝かしつけあるある」ですね(笑)。

 それで、一度思い切って子供と一緒に僕も妻も寝てみたところ、朝4時くらいにすっきり起きることができて、子供が起きる前に家事や仕事もできて、全体的にうまくいったんですよね。それ以降ずっとこの「全員一緒に寝て、大人は先に起きる」生活リズムを基本にしています。

ただ、僕がA.C.O.に入社した頃はまだフレックス制ではなかったので、今のような2分割のスケジュールにしたり、17時に退勤したりというのはできなかったんですよね。なので、最初は定時が10時-19時の中、一人だけ特別に9時-18時の時差勤務をしていました。

大橋 早く退勤するのは、保育園のお迎えのためですよね。

 そうです。18時30分までに保育園に子供を迎えに行く必要があるので、18時に退勤して走って迎えに行っていました。

このお迎えの都合があるので、転職活動中は「家から近い」と「退勤時間が早い」を絶対条件にしていました。A.C.O.の定時はこの条件には合わなかったのですが、入社前に勤務時間の点を相談し、時差勤務を了承して頂いた上で入社しました。

入社して2か月ほど経った頃、フレックス制が導入されました。朝5時-7時に家で働くリズムを始めたのはその時です。「朝に仕事をすれば、夕方に早く退勤しても1日8時間以上の仕事時間を確保できる」という発見は、個人的にはとても大きいものでした。おかげで、フレックス制導入以降は余裕を持って保育園にお迎えに行けるようになっています。

大橋さんが入社してきたのは、ちょうどフレックス制が導入された頃ですね。

大橋 そうみたいですね。入社してすぐに出勤打刻の方法が変わって、戸惑ったのを覚えています。

「週に一日のリモートワーク推奨」が入社を後押しした

大橋 私の場合、子供を産んで産休・育休を取っている間に、前職の所属部署が解散するという形で無職になってしまったんですよね。なのでA.C.O.に入る前は、生後3か月の子供を実家の親や一時預かりサービスに預けながら転職活動をしていました。

特にフレックス勤務やリモートワークを条件に仕事を探していたわけではなかったんですが、当時のA.C.O.が「金曜日はリモートワーク推奨」というルールだったことは、入社を決める要因のひとつにはなりました。

あの頃は子供がまだ本当に小さかったので、育児と仕事の両立にかなり精神的不安があったんですよね。週に一日でも在宅で仕事ができるなら、自宅にいる安心感もあり、ストレスが軽くなりそうだと思って。

 大橋さん自身もかなり若かったですしね。「24歳で子持ちの人が入社する」と聞いたときは驚きました。

大橋 それと、在宅勤務で出退勤の移動時間がない分、普段より早めに仕事を終えられるので、金曜日は早めに子供を迎えに行って、家族と過ごす時間を長く持てそう、という期待もありました。

「通勤時間ゼロ」のインパクト

 リモートワークで通勤時間がまるまる浮くのって、ものすごくインパクトが大きいですよね。

僕は「近さ」で職場を選んでいたので、もともと片道20分弱とかなり通勤時間が短かったんですが、それでも完全なゼロになるとだいぶ違います。

毎日17時に退勤した30分後には子供とお風呂の中にいますし、朝は保育園から帰宅した5分後にクライアントとのオンライン会議を開始したことも何度もあります。外で働いていたら普通は無理なスケジュールですね。

大橋 うちはオフィスが五反田のときは片道1時間くらい、恵比寿に移転してからはもう少し遠くなりました。出勤の準備も合わせると、往復で3時間くらいを通勤に取られてしまいます。

オフィスを出る時の大橋の様子

出社する日は一気に慌ただしくなる

もちろん、電車の中でもなるべく有意義に過ごそうとはしていますが、通勤時間って基本的には「仕事も家事もできない時間」なんですよね。

それがゼロになると、単純計算で一日の時間が3時間増えるわけです。毎日出社していた頃と比べると「仕事をする時間が減っていないかむしろ増えているのに、家族と過ごす時間も増えている」という不思議な状態になっています。

 よく分かります。うちも、浮いた時間の分、お風呂や夕飯の時間を前倒しできるので、寝る時間が1時間以上早くなりました。まあ、うちの場合は妻が育休中で家事に割ける時間が増えているのも大きな要因ですが。

大橋 うちも夕飯が早くなりました。毎日出社していた頃は、退勤して保育園に子供を迎えに行き、家に帰ってから食事の支度をするので、夕飯の時間がどうしても遅くなってしまって。子供も私もお腹が空いて不機嫌になるし、急いで作れるものだと栄養バランスを整えるのも難しいし、何とかしたいと思っていました。

リモートワークになってからは、日中も家にいるので、昼休みなど仕事の合間の休憩に夕飯の準備をしたりして、夕方に子供を迎えに行き、帰宅したら夕飯の最後の仕上げをして、すぐに食べられます。子供の寝る時間も早くなって、だいぶ健康的になったと思います。

家にいるからできる「ちょっとしたこと」

 夕飯の準備の話が出ましたけど、家にいるので仕事の合間に少しずつ家のことができるというのはありますよね。お米研いだり、洗濯物を入れたり、お風呂を掃除したりとか。

大橋 そうそう。そういう、お米を研ぐみたいなことって、ひとつひとつは数分あればできるじゃないですか。だから、家で仕事をして、合間にちょっとずつやる分には大した負担じゃないんですけど、出社する日は家を出る前か帰宅したあとにまとめてやらないといけないので、一気に慌ただしくなるんですよね。

 あと「宅配便が来るのを待つ」みたいな、家事というほどないけど「家にいる」ことに意味がある状況にも対応しやすくなりました。

うちの場合、1歳の下の子がお昼寝をしている間に、妻が子供を置いて少し買い物に出かけたりすることがあるんですけど、子供は基本的に寝てるだけなので、僕からすると何の負担にもなっていないんですよね。でも、僕が家にいなかったら、さすがに1歳児をひとり家に残せないので、妻が子供を連れて行かないといけなくなる。妻からすると大違いなんです。

リモートワークなら仕事をしながら子供の昼寝に付き添える

仕事をしながら子供の昼寝に付き添えるのもリモートワークならでは

時短で働きたいわけじゃない

 今の話で改めて思ったんですけど、子持ちにとっての出社のしんどさって、長時間家を空けることに一つ大きな要因がある気がします。

大橋 分かります。リモートワークもフレックス制度もなくてフルタイムで働く場合、8時間に往復の時間、昼休みを合わせて10時間以上連続で家を離れないといけないんですよね。そんなに長時間で家を空けるのが難しくて、フルタイムではなく時短やパートで働いている人も多いと思います。

でも、人によるとは思いますけど、別に時短で働きたいわけじゃないと思うんですよね。キャリアを積んで行きたいし、収入も減らしたくない。

私たちがやってるみたいに、リモートワークとフレックス制を組み合わせれば、時短勤務にしなくても、仕事と子育てを両立できるようになります。たとえば、日中に6時間、朝か夜に家で2時間、みたいな働き方にすれば、子育てとぶつからずに仕事時間を合計8時間捻出するのはだいぶ簡単になるんですよね。

 分かります。実際、僕は毎日出社していた頃も、朝に家で2時間仕事していたおかげで、妻が出張で数日いないときでも、特に仕事の時間を減らさず、延長保育も使わず、いつもと同じ時間に子供の送り迎えをして、なんとか僕一人で子供の面倒を見れましたから。

1時間の用事のために、1日分の有給休暇を使いたくない

大橋 フレックス制の話で言うと、コアタイムがなくなったことで、朝とか夜だけじゃなくて、日中にちょっと中抜けできるようになったのも個人的にはだいぶ助かりました。

うちは子供が保育園を転園する必要があったので、去年は何箇所も保育園の見学に行ったんですけど、保育園側が見学を受け入れてくれる時間がたいていお昼寝の時間帯なので、どうしても日中に一度仕事を抜ける必要があったんですよ。

コアタイムがあった頃は、コアタイム中に中抜けする度に有給休暇を取る必要があったので、その頃だったら保育園の見学で有休を使い果たしてしまっていたと思います。

 1時間の用事のために1日とか半日の有休は使いたくないですよね。

そういえば、コアタイム廃止は実は僕ら二人がマネージャーに相談したのがきっかけなんですよね。

大橋 そうそう。去年の4月に緊急事態宣言の影響で保育園が休園になって、家で子供の面倒も見ないといけなくなったんですよね。これじゃ仕事にならない! と半分パニックになっていたら、曽さんが「コアタイムを廃止してもらおう」と言ってくれて。

 すぐにマネージャーと3人で会議して、マネージャー会議の議題に上げてもらいました。そこから翌週には条件付きでコアタイムなし勤務が可能になって、1ヶ月半後には全員に無条件での適用になりました。

コアタイム廃止後は、子供がいない人でも、たとえば病院に定期的に通ってる人とかもかなり時間をやりくりしやすくなったみたいです。

今年の抱負

 では最後に、年始なので今年の抱負を話して終わりにしましょうか。

大橋 会社の制度的にはもうこれ以上ないくらい整えてもらっているので、あとは自分が頑張るだけですね。私は家でのワークスペースがまだ貧弱なので、今年はデスク周りの環境を整えていこうと思ってます。

去年はロボット掃除機やBluetoothイヤホンなどの導入でいろいろ改善できたので、今年もガジェット面からの工夫もしたいですね。

 いいですね。うちは今年下の子が保育園に入り、妻が職場復帰するので、それに向けて家の設備やルールを整えたり、スケジュールを見直したりしていく予定です。このご時世、妻もリモートワークになる可能性が高いので、妻の分のワークスペースを作ったりとか、けっこうな改造が必要かもしれません。

そうやって、制度や道具、家族親族の助けを借りながら、工夫して仕事も家事も子育ても頑張っていきましょう。

大橋 頑張りましょう!

A.C.O. では、一緒に働く仲間を募集しています

今回は、子育て中のスタッフの働き方のリアルな実態をお届けしました。子育てをしながら働く一例として参考になっていれば幸いです。

A.C.O.では、柔軟に働ける制度とカルチャーがあります。また、社会状況や社員の事情に合わせて制度が随時アップデートしていっています。

子育てや介護などの事情で通常の働き方が難しい方も、まずは一度ご相談ください。ご応募をお待ちしています。

Illustration: Megumi Ohashi
Illustration coloring & Figure design: Hisashi Yoshitake

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by Hiroaki So

州立大学の建築学部卒業後、語学講師や通訳、ファッション系ウェブメディアの立ち上げ、観光案内事業の立ち上げなどを経て、A.C.O.に入社。情報設計担当。UX/IA部所属。台湾系移民。二児の父。

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