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大手IT事業会社にいた伊集院 萌が、デザインコンサルティングファームのUXデザイナーになった理由

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「Staff Stories」では、A.C.O.のスタッフを紹介しています。今回登場するのはUXデザイナーの伊集院 萌。伊集院は大学院で人類学を学んだのち、大手IT事業会社でマーケティングの経験を経て2019年3月、A.C.O.に入社。持ち前のコミュニケーション力とデータ分析力を武器に活躍しています。

Guest

Moe Ijuin

一橋大学大学院社会学研究科修了。決済アプリ事業部のマーケティングチームにてキャンペーン設計やサービスサイトの情報設計をした後に、現在に至る。銭湯とサウナが好き。釣りに目覚めつつある。

「ユーザーの心を動かすサービスを作りたい」マーケターからUXデザイナーへの転身

— 伊集院さんは前職で大手IT事業会社のマーケティングに関わっていたそうですね。具体的にはどんなことをされてたのでしょうか?

私が配属された部署は会社の中でも比較的新しいサービスを扱う部署で、そのサービスのマーケティングを任されていました。

新規顧客を獲得するために顧客データを分析して、分析内容をもとにキャンペーンの企画やサービス改修の案を出し、その企画の実行も自分たちが主体となって行っていましたね。

例えば、新規顧客の利用を促進するためにサービスのダウンロード数やその後の利用にまつわるデータを分析したり。サービスを使うユーザーを新たに呼び込み、最初の利用まで辿り着けるように働きかけることをしていました。

業務の3分の2がデータの分析で数字と向き合っている時間がかなり多かったです。もともと数字はかなり苦手な方だったのですが、そこで身についた定量データの扱い方はUXデザイナーになった今でも役立っていますね。

— 自身で新しいサービスの部署を希望されたのですか?

そうです。サービスを新しく作り上げていく局面に関わりたと考えていたので。会社には企画かマーケティングをやりたいという希望を出していました。

新しい分定型化されたデータ分析の方法やキャンペーン企画がないのは大変でしたが、分析から企画・実行まで幅広い業務に関わりながらサービスを作っていけたことはとても良い経験でした。

— 大手IT企業のマーケターと聞くとキャリアとしては申し分なさそうな気もしますが、なぜマーケターからUXデザイナーになろうと思ったのでしょうか?

もともと「ユーザーの心を動かせるようなサービス」を作りたいという思いを強く持っていて、そのためにUXデザインのスキルが必要不可欠だと思ったからですね。といっても実は前職の事業会社に入るまでUXデザイナーの存在は知らなくて、前職の会社を決めたのは自社サービスを扱う事業会社ならひとつのサービスに従事できると考えたからなんです。

私が明確にUXデザインに興味を持ったのは、担当していたサービスの2度に渡るサイトリニューアルに関わったときでした。ユーザビリティやサイトの体験まで考えてみたかったのですが、初回リニューアル時はマーケターという立場上、そこにはあまり踏み込めず歯痒い思いをしました。ユーザーの声を聞く機会もほぼなくて、これでユーザーにサービスの魅力が伝わるサイトになっているんだろうかと疑問に感じていました。

2度目のリニューアルでは、新しく入社したUXデザイナーの方が主導してインタビューやプロトタイプを用いたユーザー検証などUXの手法の実施に関わりました。そのときに「心を動かすサービスを作れるようになるためにはこのスキルが不可欠だ!」と感じたのがきっかけでUXデザインの現場に関わりたいと思うようになったんです。

— なるほど。それからUXデザイナーになろうと思ったときに自社サービスを扱う事業会社ではなく、クライアントワークを行うA.C.O.を選んだのはなぜでしょうか?

やはりクライアントワークを行う会社の方が圧倒的に経験を積めるからですね。

前職の会社は数字至上主義な部分が強く、定量的な効果を得るまでに時間がかかるUX改善に関わる施策は優先順位が低くなりがちでした。そのため、優先順位を上げる根拠が説明できないとなかなか実施に至らなかったんです。私がいた会社だけでなく大きな会社は大なり小なりそういう傾向があるんじゃないでしょうか。

ユーザー体験を定量的な企業利益に置き換えて改善のインパクトを説明することももちろん不可欠なスキルですし、実際今もそのスキルが必要なシーンもあります。ですが当時私が一番経験値を増やしたかったのはサービス作る部分だったので、なかなか実施まで辿りつけずにくすぶりたくなかったんです。クライアントワークを行う会社ならすでにクライアントの社内で実施が決定したものを案件として依頼されるので効率よく経験値を増やせると思いました。

実際A.C.O.に入社してからの1年で5本ほどの案件に関わらせてもらい、実践を通してリサーチやインタビュー、プロトタイピングやユーザー検証などのUX手法についての経験を積むことができたので成長の実感があります。

UXデザイナーとしては未経験でA.C.O.にジョイン、奮闘の1年

— 伊集院さんはUXデザイナーとしては未経験でA.C.O.に入社されて、1年が経ちますね。最近はどんなお仕事をされているのでしょうか?

最近はクライアントの新規事業開発、いわゆるサービスデザイン案件でリサーチやインタビュー、ワークショップなどを行ったりしました。入社当初はサポートとして入ることが多かったワークショップですが、最近は少しずつファシリテーションをする機会も増えてきて大変ながらも楽しんで取り組んでいます。

あとは前職で定量データを扱ってきた経験を活かした市場調査系の仕事も増えてますね。サービスデザインのプロセスの中で定量データと定性データをどのように使っていけば提案の説得力がより増すのかを整理したり、サービスを利用することで蓄積される顧客データの活用法についての事例をリサーチを行ったりします。

— 未経験だと最初は大変なことも多かったのではないでしょうか?

そうですね。インタビューや、プロトタイプ作成時の情報設計などこれまで以上に深く考える必要があったり、実践経験から身に付く部分も多いので未だに大変なこともたくさんあります。

特に慣れるまで大変だったのが、提案を考える際のロジックの違いですね。前職では運用フェーズということもあって売上や顧客数といった定量データがありました。なのでデータの数字から課題箇所を洗い出して数字ベースで提案のロジックを組み立てていくことができたのですが、UXデザイン、特に新規サービスの場合は定量データがない場合も多いんです。そのため「このペルソナはこういう悩みを持っているからきっとこんな機能があったら便利なのではないか」といった仮説ベースでロジックを組み立てていく必要があります。仮説を積み上げながら数歩先を見て考えなければならない点は非常に苦労しました。

積み上げた仮説が途中でくずれないようにインタビュー結果などの定性データやリサーチで得た定量データをうまく組み込むことで、仮説に楔を打ち込むように心がけています。

A.C.O.の強みを活かしてテクノロジーを活用したサービスの経験を増やしていく

— 最後に、今後挑戦したいことや取り組んでいきたいことを教えてください

旅行が趣味。写真はメキシコのテオティワカンにて

ユーザーの心を動かすサービスを作れるようになるためにも今はUXデザイナーとしての実力をつけたいと思っています。

そのためにインプット量はなるべく増やしていきたいし、BtoBだけでなくBtoCの案件もたくさん経験したいです。もともとA.C.O.ではBtoBの案件が多かったのですが最近はBtoCの案件も増えてきているので、積極的に関わっていきたいですね。

もうひとつはテクノロジーを駆使した案件にも興味があります。A.C.O.がモンスター・ラボグループにジョインしたことで、モンスター・ラボが持っているAIやIoTなどの技術リソースが使えるようになりました。こういった強みとなりうるテクノロジーをうまく活用したサービスの開発を手がけていくことで、UXデザイナーとしての幅も広げていけたらなと思っています。

— 本日はありがとうございました!

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by Daisuke Hasegawa

神奈川大学工学部機械工学科を卒業。自動車内装部品メーカーにてプロダクト設計の経験を経て、現在に至る。UXデザイン、情報設計担当。UX/IA部所属。

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